赤や黄色、オレンジの色鮮やかなパプリカは見ているだけで元気がでますよね!
我が家ではパプリカを常備菜として作り置きし、お弁当の彩りに重宝しています。
1年中スーパーの野菜売り場を彩るパプリカですが、パプリカの正体についてあなたはご存知ですか?
パプリカは毎日食べると良くないかしら?
パプリカはどんな栄養があるんだろう?
パプリカは冷凍しても良いの?
パプリカは毎日食べることができ健康にも美容にも効果があるとされています。
またパプリカは冷凍保存ができ、使いたいときにサッと使える万能野菜です。
女性の悩みである美容や健康に良い食材だとわかれば、毎日食べるきっかけになるでしょう!
本記事では、パプリカのひみつを解説し、冷凍保存法やお勧めレシピもご紹介します。
パプリカを毎日食べると良い!栄養素などを色ごと解説!
パプリカはピーマンよりも苦みや青臭さが無く甘みがあるのが特長です。
甘みがあることで、サラダや炒め物にするとついつい美味しくて箸が進んでしまいますが、パプリカは毎日食べても健康に影響が出ないのでしょうか?
パプリカは毎日、いや毎食、食べることができる野菜です。
毎日食べるといってもなかなか難しいんじゃない?
パプリカには健康や美容に嬉しい栄養素がぎゅーっと含まれているため今大注目のアンチエイジング食材なんです。
毎日パプリカを食べることで、女性の悩みであるお肌トラブルが緩和されると聞けば、今日の夕食からパプリカ料理が食卓に並ぶことでしょう!
パプリカは食べ過ぎには注意が必要ですが、1食分約1/2個が目安とされています。
そこでふと疑問に思ったことが!パプリカは赤、黄色、オレンジなど色とりどりですが、色によって成分や味の違いがあるのでしょうか?
ではパプリカの色ごとに栄養を詳しく解説し、どのような健康効果や美容効果が発揮されるのか詳しく見ていきましょう。
パプリカの色 | 赤色のパプリカ | 黄色のパプリカ | オレンジのパプリカ |
---|---|---|---|
発色 | カプサンチン | カロテノイド | 赤と黄色パプリカのどちらの要素も入っている |
味 | 一番甘い | 少し苦みがある | 少し甘みがある |
含まれる 主な成分 | βカロテン カロテノイド ビタミンE | ゼアキサンチン ビタミンC | βカロテン カプサイシン |
効果 | 生活習慣病・がん予防 免疫力を高める アンチエンジング効果 老化防止 | 目の健康効果 美容効果 免疫力を高める | 老化防止 生活習慣病予防 美容効果 |
パプリカは老化を食い止めること、しわやシミを防ぐ作用など、美容効果が期待できて大注目の野菜です!
パプリカは色ごとに栄養素と健康効果が違う!
パプリカは1900年代にオランダから輸入されたことをきっかけに日本でも流通するようになりました。
現在はニュージーランドや韓国からの輸入が主流ですが、日本でも栽培が行われています。収穫時期は6月から9月頃で、夏の野菜です。
パプリカにはたくさんの栄養素があり、毎日食べることで生活習慣病の予防や風邪を引きにくい体を作ることが出来ます。
またシミやそばかすが気になるあなたにもパプリカは美肌効果が期待されると言われています。
赤、黄色、オレンジ色ととても鮮やかなパプリカは色によって栄養素が違うんですよ!それぞれ詳しく見ていきましょう。
【赤パプリカ】生活習慣病やがんの予防に効果!
赤パプリカはカプサンチン色素による発色で、パプリカの中でも一番甘みを感じます。
【 βカロテン】免疫力UP!
βカロテンは緑黄色野菜に含まれる色素成分の一つです。
βカロテンは体を守る強い抗酸化作用をもち、活性酸素を除去する働きがあるので、がんの予防や抑制に効果的です。
またβカロテンは体内でビタミンAに換える力があります。
ビタミンAは目、皮膚、粘膜の健康を保つとされているため胃や腸の健康維持につながり、生活習慣病の予防や免疫力を高めることに適しています。
またビタミンAは抗酸化作用もあり、お肌を守る働きがあるほか、新陳代謝を促す役割があります。
健康にも美容にも効果的なパプリカは食べないと損ですね。
毎日βカロテンを適度に食べることで身体のバランスを整え、美肌も獲得しましょう。
【カロテノイド】トマトの約100倍!
カロテノイドとは、水に溶けにくく油に溶けやすい性質があり、カロテンとキサントフィルという2種類があります。
赤パプリカは老化を遅らせるキサントフィルが大量に含まれています。その量は、にんじんの約50倍、トマトの約100倍だそうです!
活性酸素の攻撃から細胞を守る力がある赤パプリカは、お肌トラブルにも対応し、若々しいお肌を作るアンチエイジング効果が期待されます。
油との相性がとても良いので油で炒めたものやマリネがお勧めです。
【ビタミンE】老化防止効果!
ビタミンEは抗酸化作用が強く、細胞の酸化を防ぎ、老化防止効果の期待ができます。
他にも血行を改善することや悪玉コレステロールの酸化を防止することの健康面をサポートします。
私は悪玉コレステロールが少し高めなので、積極的にパプリカを取り入れることにします!
美容効果では不飽和脂肪酸の酸化を防ぎ、しわやシミの増加を防ぐことが期待されます。
赤パプリカは健康にも美容にもかかせない食材なんですね!
今ではパプリカが1年中スーパーにありますので、ぜひ積極的に毎日パプリカを食べ、体の中から美しく元気に過ごしましょう。
【黄色パプリカ】目の健康や美容に効果!
黄色パプリカはカロテノイド色素による発色で、味は少し苦みを感じます。
【ゼアキサンチン】目の健康に効果あり!
ゼアキサンチンはカロテノイドの一種で、目の黄斑部を光のダメージから守る働きがあります。
ゼアキサンチンは強い抗酸化作用を持ち、目の健康に効果的であるとされています。
主な光に日光や蛍光灯、パソコンやスマートフォンのブルーライトが挙げられ、それらは活性酸素を発生させる原因です。
この光を取り入れたくないですが、現代社会では難しいですよね。
ゼアキサンチンは有害な光や紫外線を吸収する力があり、目の健康にはとても大切な栄養素です。
油に溶け込みやすいゼアキサンチンなので、ぜひ油を使用した黄色パプリカ料理を食べ、体内の吸収力をアップさせましょう。
【ビタミンC】ハリのある肌を!
ビタミンCは皮膚や粘膜の健康維持に役立つほか、抗酸化作用も持っています。
シミを抑えハリのある肌を促す美容効果や風邪をひきにくくする免疫力アップ効果の働きをします。
【オレンジパプリカ】老化防止や生活習慣病の予防に効果!
オレンジパプリカは赤と黄色のパプリカ両方の栄養素をバランス良く含んでいます。味は苦みが無く少し甘みを感じます。
βカロテンやカプサイシンが豊富に含まれているため、老化予防や生活習慣病予防そして美肌にも効果があると期待されます。
実はパプリカは丸ごと食べられるのです。わたや種を取り除き調理しがちですが、パプリカのわたや種にも栄養が含まれているのをご存知ですか?
わたにはピラジンという血液をさらさらにする効果があり、種にはカリウムという体内の余分な塩分を排出する役割があるのです。
パプリカは色によって栄養が変わるんですね!
普段何気なく選んでいたパプリカですが、健康や美容を意識して、自分が取り入れたい栄養のあるパプリカを選んでみてはいかがでしょうか。
といっても、わたには少し苦みがあるため積極的には使わないかもしれません。
わたや種を食べることに抵抗がある人は肉詰めのタネに混ぜたり、他の食材と混ぜ合わせたりすると食べやすくなるでしょう。
生活習慣病やがんの予防、そして美肌にも効果があるとされるパプリカ!ぜひ積極的に取り入れて若々しいお肌と健康を手に入れましょう。
パプリカは美容にも効果的
近年、美容業界でも話題のパプリカ効果。美肌を作るために欠かせない「抗酸化力」は、活性酸素の働きを抑えて細胞の老化を防ぐ働きがあります。
パプリカは抗酸化力が高いビタミンA、 ビタミンC、ビタミンEの全部が備わっている野菜です。
肌の強敵とされる紫外線。紫外線を浴びると、老化や病気の原因物質の活性酸素が作られ、肌の老化を引き起きします。
パプリカにはシミや身体の老化を食い止める抗酸化が期待できるβカロテン、ビタミンC、ビタミンEが備わっており、活性酸素を撃退します。
またビタミンAは皮膚の新陳代謝を促進するため、ビタミンCはしわやシミを防ぐ作用があるため、お肌を健康にしてくれますよ!
そのため炒め物に活用してもビタミンCを補うことが出来ます。
パプリカは栄養素がぎゅっと詰まったアンチエイジング食材として、健康面を始め美容業界からも今大注目なのです。
パプリカは高級食材から今は1年中スーパーの野菜売り場を色鮮やかに飾り、リーズナブルに手に入る食材ですね。
美容に良いとされる成分を含んだ食材を摂取して、身体の中からきれいになりましょう。
パプリカは冷凍がおすすめ!保存法や解凍方法を解説
パプリカは常温や冷蔵で保存すると鮮度がどんどん落ちてしまいます
今使わなかったり、たくさん余ってしまったりしたパプリカは、冷凍保存をおすすめします。
冷凍保存をしてしまえば、加熱調理のときは凍ったまま使えますので、手間が省けて嬉しいですね。
解凍後は加熱すると水分が多少出てきます。水分をしっかりとって調理すれば、歯ごたえのあるパプリカを食べられるでしょう。
パプリカは生でも冷凍でも健康効果は変わらないとされますので、ぜひ冷凍保存をして積極的に毎日使いましょう。
パプリカの冷凍保存の仕方には、丸ごと冷凍する場合とカットして冷凍する場合の2通りがあります。
パプリカの冷凍保存期間は約1ヶ月可能です。
パプリカの冷凍保存の仕方や解凍方法そしておすすめ調理法もあわせてご紹介しますね。
- パプリカを丸ごと冷凍する方法
- パプリカをカットしてから冷凍する方法
【①丸ごと冷凍】簡単に冷凍し、まるごと料理に
パプリカは洗ったら水気を拭いて、そのまま丸ごとラップで包みましょう。
そして冷凍用保存袋に入れて、できるだけ空気を抜いてから封をして冷凍保存します。
解凍方法はパプリカを常温で5分ほど置けば、包丁で切ることができる固さになります。ヘタ、タネ、ワタを手で取り、加熱調理しましょう。
丸ごとパプリカ肉詰めやパプリカを縦半分に切ってドリアを詰めて丸ごと食べるなど、インスタ映えしそうな大胆料理におすすめです。
わたや種も栄養がありますので、肉詰めに混ぜて料理してもいいですね。
丸ごとパプリカを食べることができるので余すこと無く栄養満点です。
ズボラな私でも簡単に冷凍できたのでぜひ試してみてください!
【②カットしてから冷凍】使いたいときに少しずつ使える
料理に少しずつ使いたいときはカットしてから冷凍保存することをおすすめします。
パプリカの上下を切り落とします。上下の部分はヘタとタネを手で取り、冷凍します。
真ん中の実の部分は、お好みの大きさに切り、ワタを取り除きます。
内側に付いているワタに包丁を入れ、そぎ取るか、手で取りましょう。
切ったパプリカが重ならないように冷凍保存用袋に入れます。できるだけ空気を抜いて、封をしましょう。
解凍方法は凍ったまま使いたい分だけ加熱調理に使いましょう。
もしカットされたパプリカが大きいときは、少し常温に置いておけば、包丁で切れる固さになります。
お好みの大きさにカットしてから調理しましょう。野菜炒めやラタトゥイユにおすすめです。
冷凍しておけば食べたいときや料理に彩りを足したいときに、すぐ簡単に使えます。我が家でも必ずパプリカは冷凍庫に重宝しています。
パプリカを買ってきたらぜひ冷凍保存をご活用くださいね。
パプリカのレシピ2選紹介!簡単作り置きやお弁当に最適
あなたはパプリカをどのように調理して食べるのが好きですか?
サラダやマリネなど生野菜としても良し!加熱することで甘みがさらに増し、彩りも鮮やかになるため加熱調理としても良し!
パプリカ一つで食卓が一段と華やかになりますよね!私は彩りがさみしいなと思う食卓の日は、パプリカの色にすぐ頼ってしまいます。
パプリカは彩りだけでなく、ビタミンCがピーマンの約2倍、カロテンが約3倍の栄養満点な野菜です!
これは毎日食べてしっかり栄養を摂りたいですよね。
パプリカを毎日食べるとなるとレパートリーが少ないから中々難しそう。
作り置きができるレシピを知りたい!
さらにパプリカのレパートリーが少ない人にも簡単にできるお勧めレシピをご紹介します。
パプリカを毎日でも食べられる簡単なお勧めレシピ2選をご紹介します。
- ①きんぴら
- ②マリネ
【①きんぴら】油とパプリカは相性抜群
βカロテンは油と調理することで栄養の吸収力が高まります。パプリカのきんぴらをご紹介します。
材料(1人分)
- パプリカ(赤・黄)・・・各1/2個
- 醤油・・・小さじ2
- みりん・・・小さじ2
- 酒・・・小さじ1
- 白いりごま・・・少々
- ごま油・・・小さじ1
作り方
- パプリカは長さを縦半分に切って細切りにする。醤油、みりん、酒は混ぜておく。
- フライパンにごま油と唐辛子を入れて弱火にし、香りが出てきたらパプリカを入れて中火で炒める。
- パプリカに火が通れば、混ぜておいた調味料を加えて強火にし、汁気が無くなるまで炒める。皿に盛り、白ごまをかければ完成。
あと一品足りないときにもお弁当のおかずにも使える簡単レシピです。10分以内に作れるので、試してみてはいかがですか?
【②カラフルマリネ】お酢とβカロテンで美肌効果
パプリカを切ってお酢に漬けて置くだけで、簡単にできます。
シミやそばかすが気になるあなたにおすすめ!作り置きして毎日少しずつ食べでみてはいかがでしょう。
材料(2人分)
- パプリカ(赤、黄色、オレンジ)・・・各1/2個ずつ
- オリーブ油・・・大さじ1
- 酢・・・大さじ3
- 砂糖・・・小さじ2
- ハーブソルト・・・少々
- 粗挽き黒こしょう・・・少々
作り方
- パプリカのたねとわたを取り、細切りにする。
- パプリカを2分茹でる。ザルに挙げしっかり水気を切る。
- 容器にパプリカを入れ、オリーブ油、酢、砂糖、ハーブソルト、粗挽きこしょうをかけ皿に盛り付ける。
さっぱりした味で、少し夏バテ気味で食欲がないなという時にもお勧めの一品です。私は常備菜として活用していますよ。
パプリカは調理してもほぼ栄養価は変わらないので生が苦手な人も加熱して食べてみましょう。
まとめ
- パプリカは毎日食べることができる食材で、1食分約1/2個を目安とされている。
- 赤パプリカには主にβカロテン、カロテノイド、ビタミンEが含まれており、生活習慣病やがんの予防、美容効果が期待できる。
- 黄色パプリカには主にゼアキサンチン、ビタミンCが含まれており、目の健康や免疫を高める効果、美容効果が期待できる。
- パプリカは丸ごと冷凍ができ、常温で5分ほど置けば包丁で切れる固さに解凍できる。
- パプリカを少しずつ使いたいときはカットして冷凍保存する。
- パプリカは生でも加熱しても栄養価は変わらない。
パプリカはビタミンE、βカロテン、ビタミンCを一緒に食べるとより効果が高まるので、この3つが揃っていることはパプリカの魅力の一つです。
ぜひ積極的にパプリカを取り入れて、身体もお肌も健康になり自分磨きの一歩を踏み出しましょう。
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