お供え餅はどうやって食べるのが正しいの?
お供え餅のアレンジレシピも知りたい!
お正月に近づくと飾りはじめるお供え餅は、「鏡餅」と呼ばれていますが、その正しい食べ方に迷ってはいませんか?
お供え餅は、神様にお供えしたあと食べることで、1年の無病息災を祈るものです。
お供え餅は縁起物であることから、「この食べ方で正しいんだっけ?」と私は毎年、不安になります。
お供え餅は切ってはならず、「餅の分け方」と「食べる日」が重要です。
この記事では、お供え餅の正しい食べ方と餅のアレンジレシピ5選を紹介します。
お供え餅の食べ方やお餅の飽き対策も、この記事を読めばバッチリ!正しく美味しく食べて家族の1年の幸せを願いましょう!
お供え餅の食べ方は餅の分け方と食べる日が重要!
お供え餅、いわゆる鏡餅の食べ方で重要なのは、「食べやすいサイズに分ける方法」と「食べる日」の2つです。
お供え餅は、「餅は切らずに、1月11日に食べる」が正しい食べ方です。
【分け方】お供え餅は包丁で切ってはいけない!
大きいサイズのお供え餅は食べやすいサイズに分ける必要がありますが、お供え餅は切ってはいけません。
お供え餅には神様が宿り、神様の力が宿った餅を食べることで、1年の幸せ、無病息災を願う意味が込められています。
お供え餅を包丁で切ると、年神様にお供えしていたものを切ることになり、切腹を連想することから縁起の悪いこととされています。
大きなお供え餅を食べやすいサイズにする方法としては、このような方法があります。
- ①お餅を乾燥させ、ヒビが入った部分をたたき割る
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食べる数日前から風通りの良いところに置き、しっかりと乾燥させる
- ②電子レンジで温めて柔らかくして分ける
-
耐熱容器に餅と餅が浸る程度の水を入れ、電子レンジで500W~600Wで1分ずつ様子を見ながら加熱する
電子レンジで温める場合は、1分ずつ加熱すれば、柔らかくなりすぎることがなく、適切な固さにできます。
料理しやすい大きさに分けたお供え餅は、焼き餅やお雑煮、おしるこなど、お好きな食べ方で食べてくださいね。
【食べる日】お供え餅は1月11日に食べるのが一般的
お正月に飾っていたお供え餅は、1月11日に食べるのが一般的です。
これは「鏡開き」と呼ばれており、お飾りした鏡餅を下げて、家族で美味しく食べることで1年の無病息災を願うものです。
ちなみに、お供え餅を飾りはじめるのは「8」という数字が末広がりで縁起が良いことから、12月28日が一般的です。
鏡開きの日や飾りはじめの日は、地域によっても異なります。
たとえば、鏡開きの日は関西では15日または20日とされている地域もあるので、お住まいの地域の習慣に倣って行いましょう。
一般的には、正月のお供え餅は「12月28日に飾り、1月11日に食べる」と覚えておけば良いでしょう。
【個包装が便利】料理で餅を切る時は神様に一言添える
大きなサイズのお供え餅は、食べやすいサイズに分けるのがすこし大変です。
お供え餅の分け方が難しいなと思う方は、個包装タイプを購入するのが良いでしょう。
我が家はずっと個包装タイプのお供え餅を使っていますが、とても便利です。
最近では、このタイプを毎年購入している方も多いかもしれませんね。
引用 サトウ食品
食べやすいサイズに分けた餅や個包装タイプの餅でも、料理する際は包丁を使って切る方が効率的な場面があります。
お供え餅を包丁で切って料理する時は、神様に心の中で「ごめんなさい」と一言添えてから、料理するようにしましょう。
お供え餅のレシピ3選を紹介!正月で餅に飽きた人に最適
正月に餅を食べすぎて、ちょっと飽きてきた
1月11日は、正月休みが終わり、お餅料理をたくさん食べたあとですよね。
お雑煮やおしるこ、焼き餅、きなこ餅などもちろん美味しいですが、少し違った食べ方ができると家族は喜ぶでしょう。
ここでは、餅にすこし飽きてた方にぴったりなお供え餅のレシピを3つご紹介します。
お供え餅は神様へのお供え物なので、神様が宿っていると考えられており、捨てるのは良くありません。
お供え餅は捨てることがないよう、今回ご紹介するレシピも使って必ず食べきりましょう。
【明太子グラタン】材料を混ぜるだけで失敗しない!
お供え餅で、もちもちとろーりの美味しいグラタンを簡単に作れます。
材料を混ぜ、電子レンジで温めるだけなので、失敗がなく簡単なレシピです。
- 餅150g(切り餅3個)
- じゃがいも 2個
- ★ 牛乳 大さじ1
- ★ 有塩バター 15g
- ★ 塩コショウ 適量
- 明太子 30g
- ホワイトソース 200g
- 牛乳 100ml(ホワイトソースに混ぜる用)
- ピザ用チーズ
- 餅を小さく切り、明太子とじゃがいもは皮を剥く
- じゃがいもを4等分程度に切り、耐熱容器に入れ、ラップをして電子レンジで600W6分加熱する
- ②を潰し、★を加えて混ぜる
- ホワイトソースに牛乳100mlを加え、電子レンジで600W1分半加熱する
- ④に明太子を半分加えて混ぜる
- 耐熱皿に③のじゃがいも→⑤のホワイトソース→餅→⑤のホワイトソース→残りの明太子→チーズの順番に乗せる
- ⑥をトースターで180度7分~8分加熱する
明太子の量はお好みで増やしてくださいね。
我が家は明太子が大好きなので、100g程度入れて作っていますが、明太子の存在感が強く感じられるのでおすすめです。
【トッポギ】人気の韓国料理も家で簡単に作れる!
お供え餅で、甘辛い味のトッポギを簡単に作れるレシピをご紹介します。
- 餅200g(切り餅4個)
- ピザ用チーズ 60g
- ★ 水 大さじ1
- ★ 料理酒 大さじ1
- ★ 砂糖 大さじ1
- ★ コチュジャン 大さじ1
- ★ 醤油 小さじ1
- 餅を食べやすいサイズに切る
- フライパンに★をすべて入れ、中火にかけながらよく混ぜる
- ②が煮立ったら餅を入れて、餅が柔らかくなるまで混ぜながら温める
- ③を耐熱皿に移しチーズをのせ、ラップをかけずに電子レンジで600W1分加熱し、チーズを溶かす
辛いものがあまり得意でない方は、コチュジャンの量を少し減らしてみてください。
出来上がったトッポギに、韓国海苔を巻いて食べるのがおすすめなので、ぜひお試しください。
【おかき】電子レンジで温めるだけでカリカリ食感!
自分で作るのは難しそうなおかきが、お供え餅で簡単に電子レンジだけで作れるレシピをご紹介します。
- 餅100g(切り餅2個)
- ★ 砂糖 大さじ1
- ★ 塩 小さじ1/2
- 餅100gを12等分に分ける
- 耐熱皿に、間隔をあけて①を並べ、ラップをかけずに電子レンジで600W4分半加熱する
- ②を電子レンジから出し、ポリ袋に入れる
- ポリ袋の中に★を入れ、シャカシャカ振る
- ④を皿に盛り付ける
電子レンジで加熱する際、餅は膨らむので、くっつかないようになるべく間隔をあけて置いてください。
おかきは油で揚げるレシピもありますが、電子レンジで加熱するだけでもカリカリ食感のおかきが作れますよ!
また、きなこを大さじ2程度追加しても美味しいのでぜひお試しください。
お供え餅はアレンジでスイーツに!食べきりレシピ2選!
お供え餅をスイーツにアレンジするレシピを2つご紹介します。
封を切った餅は冷蔵庫に入れても数日でカビが生えてしまうので、すぐに食べきってしまうのがベストです。
スイーツへのアレンジレシピもあれば、お供え餅はあっという間に食べきれるでしょう。
お供え餅のアレンジレシピはどちらも使うのは電子レンジだけなので、料理が苦手な方でも簡単に作れます。
餅にカビを見つけたら、処分しましょう。
カビは見える部分だけでなく、見えていない部分にも繁殖している可能性が高いです。
【いちご大福】電子レンジで温め混ぜるだけで完成!
作るのが難しそうな大福も、お供え餅で簡単に作れるんです。
- 餅150g(切り餅3個)
- こしあん 120g
- いちご 4個
- 片栗粉 大さじ3
- ★ 水60ml
- ★ 砂糖大さじ1
- こしあん120gを30gずつ4等分する
- 耐熱容器に餅と★を入れて軽く混ぜる
- ②にラップをかけずに電子レンジで600W3分加熱する
- すぐに③を電子レンジから取り出し、熱いうちにヘラでよく混ぜる
- バットやラップに片栗粉を広げ、その上に④を置き、片栗粉を全体にまぶす
- ⑤を4等分し、それぞれこしあんを包む
- ⑥で出来上がった大福にキッチンバサミで切り込みをいれ、その間にいちごをのせる
また、レシピはいちご大福ですが、お好きなフルーツにアレンジできます。
みかん大福やマスカット大福など、様々なフルーツの大福を作ればあっという間にお供え餅は食べきれるでしょう。
【チョコ餅】もちもち食感の美味しさにハマる人多数!
お供え餅を甘いチョコ餅にアレンジするレシピをご紹介します。
- 餅150g(切り餅3個)
- 牛乳 80ml
- 板チョコ 2枚
- ココアパウダー 大さじ1
- 餅を一口サイズに切る
- 耐熱容器に餅と牛乳を入れ、ラップをかけて電子レンジで600W3分加熱する
- すぐに②を電子レンジから取り出し、熱いうちにヘラでよく混ぜる
- ③にチョコレートを割り入れ、溶けるまでよく混ぜる
- バットやラップにココアパウダーをふり、その上に④を置き、全体にココアパウダーをまぶす
- 厚さ2cm程度の四角に成形し、粗熱がとれたら冷蔵庫で30分~1時間程度冷やす
- ⑥を一口サイズに切る
ホワイトチョコレートやストロベリーチョコレートなど、お好きな味のチョコレートでアレンジも可能です。
お好きなチョコレートの味で、スイーツ餅を作ってみてください。
私はこのチョコ餅が大好きで、チョコ餅を作りたくてお餅を買うほどはまっています。
まとめ
- お供え餅は「鏡餅」と呼ばれ、神様にお供えし食べることで1年の無病息災を願うもので、餅の分け方と食べる日が重要!
- お供え餅は「切る=年神様にお供えしていたものを切る」ことになるため、包丁で切ってはいけない
- お供え餅は、乾燥させてヒビが入った部分をたたき割るか、電子レンジで温め柔らかくして分けると良い
- お供え餅を食べる日は1月11日で、飾りはじめる日は12月28日が一般的である
- お供え餅はグラタンやトッポギ、おかき、いちご大福やチョコ餅などのスイーツにアレンジして食べるのがおすすめ!
- 縁起物であるお供え餅は捨てずに食べきることが重要だが、様々な餅レシピを参考にすればすぐに食べきれる!
正月のお供え餅は、正しい分け方で、正しい日に、家族みんなで美味しく食べきり、1年の無病息災を願いましょう。
今回ご紹介した5つのレシピはどれも簡単なので、お子さんと一緒に作ってみてくださいね。
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