トイレタンクの中を掃除するなら、水垢汚れに強い重曹が、真っ先に思い浮かびませんか?
トイレタンクに重曹を入れると故障するって聞いたことがあるよ?
トイレタンクに重曹を直接流し込むと故障するので、熱湯もしくはぬるま湯に溶かして、掃除後は十分に洗い流してください。
一家に一袋はあるだろう重曹を正しく使用すると、トイレタンクが故障しないだけでなく、見違えるほどキレイになり臭いまで除去できます!
本記事では、トイレタンクが重曹で故障する原因や対策、効果についても詳しく解説していきます。
どんなに便器を掃除しても、黒ずみや臭いが消えないならトイレタンクが原因なので、掃除方法についても参考にしてください。
トイレタンクの穴から洗浄剤を入れると、簡単に定期清掃ができます。
2時間放置するだけで悪臭を撃退!
トイレタンクが重曹で故障する原因と対策!効果も紹介
トイレタンクを故障させる主な原因は、重曹などのアルカリ性洗剤をそのまま使用することや、タンク内の部品を動かしてしまうことです。
トイレを製造している会社は、トイレタンクの掃除に重曹を勧めているの?
トイレメーカーは、トイレタンク内を重曹で掃除することを勧めていないので、使用する場合は自己責任です。
しかし重曹を正しく使用したら、トイレタンクを故障させませんし、タンク内の頑固な水垢汚れや臭いを打破してくれます。
トイレタンクが重曹で故障する原因と対策、得られる効果について詳しく解説していきます。
なかなか掃除する機会が少ないトイレタンクは、どうやって汚れを落としたら良いのか分かんないよ…。
トイレタンクの掃除をするときに、何の洗剤をどのように使用するべきか、ポイントを押さえて、故障の原因を打破していきましょう。
【故障の原因】トイレタンクに重曹を残したままにする
各トイレメーカーは、トイレタンク内に酸性やアルカリ性の洗剤を使わないよう注意喚起していますが、重曹は弱アルカリ性です。
トイレタンク掃除後に重曹が残ると、金属部品やゴムパッキンなどを傷めたり、タンクの機能不全になったりして故障します。
弱いアルカリ性とは言え、タンク内に洗剤が残らないように、十分な水で洗い流すことが非常に重要です。
トイレタンクの穴から重曹を入れて、漬け置き後に流したら良いって情報も見たよ。
トイレタンクの手洗い場にある穴から、重曹をそのまま流し込むと、故障してしまいます。
重曹は水に溶けにくいので、トイレタンク内に重曹の粒子が残ってしまう可能性が高いです。
そもそもトイレタンクを開けずに直接重曹を流し込んでしまうと、十分に洗い流すことができたのか確認できません。
そんな制約がある重曹は、コスパが良いことで知られており、大掃除なんかでは特に活躍する存在ですよね。
【対策】重曹を溶かして洗浄!中性洗剤はそのままOK
重曹は水に溶けにくい性質を持つので、トイレタンクを掃除した後しっかり洗い流さないと、タンク内に残った重曹が原因で壊れてしまいます。
重曹を入れたまま長時間放置すると、故障の原因になるので、漬け置き洗いをするなら、あまり長い時間放置しないよう気を付けましょう。
トイレタンクもマジックリンで掃除するなら、そのまま使って大丈夫なんだよね?
マジックリンなどの中性洗剤でトイレタンクを掃除するなら、そのまま使用可能です。
アルカリ性だと、トイレタンク内を傷つけて故障してしまう可能性がありますが、中性洗剤は傷つけません。
【重曹の使い方】溶かして50度程度になったら使用する
重曹でトイレタンク掃除するなら、溶かして使用しましょう。
重曹は水に溶けにくい性質がありますが、熱湯だと溶けやすいです。
熱湯(ぬるま湯)1リットルに対して重曹大さじ1〜2杯を入れて、しっかり溶かしたら完成です!
【重曹の効果】酸性の水垢汚れや臭いを除去する
重曹は弱アルカリ性なので、酸性のものを中和する作用があり、水に溶けにくい性質です。
重曹の効果としては、油や皮脂の汚れを落としたり、生ごみや靴の臭いなど「酸性」の臭いを消したりすることができます。
- 汚れ除去
- 消臭
- 研磨作用
- 軟水作用
- 中和作用
- 吸湿作用
- 発泡作用
- 静菌作用
重曹の使い方や効果は理解できたけど、トイレタンクの掃除はどうやったら良いの?
具体的な掃除方法について次の章で紹介しているので、順に見ていきましょう。
トイレタンクの掃除方法を紹介!簡単定期清掃と大掃除
しっかり便器を掃除しても「便器が黒ずんでしまう」「臭いが取れない」ときは、トイレタンクの汚れが原因です。
普段掃除をしているつもりでも、トイレタンク内のカビや水アカが原因で、便器の黒ずみや臭いの発生源になっている可能性があります。
だから黒ずんでいたのね!
長年掃除していないなら、大掃除ばりにしっかり洗う必要がありそうじゃなぁ。
トイレタンクを1年以上掃除していなかったり、黒ずみや臭いが気になったりするなら、トイレタンクを開けて大掃除しましょう。
- ウォシュレットの電源プラグを抜く
- トイレの止水栓を閉める
- トイレタンク内の水を抜く
- トイレタンクのフタを外す
- フタの上と裏側を洗う
- トイレタンク内を掃除する
- 止水栓を緩めて、タンクに水を溜める
トイレの止水栓の閉め方やトイレタンクのフタの外し方は、トイレの機種によって違います。
自宅にあるトイレの機種を確認して、説明書やサイトの説明文を優先した掃除を行ってください。
「カビキラー」などの塩素系漂白剤は、トイレタンク内の部品を傷つけてしまうため使用できません。
トイレタンクを掃除するときは、タンク内の部品を傷つけにくい中性洗剤を使いましょう。
手洗い場付きのトイレタンクなら、フタを開けずに定期清掃が可能ですが、隅々まで汚れを落とすことはできません。
ちゃんとキレイにするなら、トイレタンクのフタを開けてしっかり汚れを落とさなきゃ!
トイレタンクのフタを開けずに洗浄する定期清掃と、フタを開けて洗浄する大掃除編2種類について解説していきます。
トイレタンクの掃除から逃げ続けると、のちのち悪臭を放ち出して、もっと大変な思いをすることになります。
収集付かなくならないよう、早めに手を打ちましょう!
【定期清掃】手洗い場付きのトイレタンクのみ可能
手洗い場付きのトイレタンクのみ、簡易的な定期清掃が可能です。
トイレタンクを開けずに掃除すると、頑固な汚れは落ちないので、定期的な掃除としておすすめです。
市販のトイレタンク洗浄剤
- トイレの水を1度流す
- 規定量の洗浄剤を、トイレタンクの穴から入れる
- 指定の時間まで放置する
- トイレの水を数回流す
手洗い場付きのトイレタンクなら、洗浄剤を穴に入れてすすぐだけなので、簡単に清潔感を保てます。
かく言う私も、置き型の洗浄剤を設置しているだけなので、この機会にと思い口コミを色々見てみました。
「1週間に1回使用していますが効果がわかりません」なんて人もいましたが、使用間隔が近すぎると、それ以上はキレイになりませんよ!
1ヶ月~2ヶ月に1度の定期清掃でも十分にキレイになります。
投入後2時間で流したら、汚水が出てきて「こんな汚かった?」と実感する人も…。
入れて・放置して・流すだけなので簡単です!
【手洗いなしのトイレタンク】止水栓に注意
トイレタンクをしっかり掃除したいなら、フタを開けて洗浄してください。
トイレタンク内の部品やフタを壊してしまわないように、丁寧に扱いましょう。
- マイナスドライバー
- 中性洗剤
- ゴム手袋
- スポンジ
- 歯ブラシ
- タオル、雑巾
- ビニールシート
手洗い場なしトイレタンクのフタを開けて洗浄する手順
電源コードがささったままだと、漏水したときに感電など事故の原因になります。
電源コードが水で濡れないように、水を弾くビニールシートなどに巻いておきましょう。
止水栓を閉めておかないと水があふれてしまう可能性があるため、必ず最初に行いましょう。
水はね防止のため、床にビニールシートを敷いて、マイナスドライバーで時計回りに、止まるところまで回します。
最後に閉めて戻すときに必要なので、右に何回まわしたかメモして覚えておきましょう。
止水栓を閉めたら、便器の水を流すレバーを回して、水を抜いていきましょう。
水が流れなくなったら大丈夫です。
真上に持ち上げれば簡単にフタを開けられます。
フタは重いので、持ち上げるときは十分に注意してください。
- フタは中性洗剤をスポンジにつけて、全体をこすります。
- 細かい部分は歯ブラシを使いましょう。
- から拭きをすると陶器を傷つけたり、静電気でホコリをつけてしまったりするので、水で濡らした雑巾でフタの裏を拭きます。
フタを割らないように安定した場所で行いましょう。
- 中性洗剤を付けたスポンジで、タンク内側の広い面をこすり洗いします。
- 中性洗剤を付けた歯ブラシで、パイプや部品についた汚れをこすり洗いします。
- 汚れが落ちたら、止水栓をマイナスドライバーで少し緩めて洗浄レバーを回し、洗剤が残らないように、水でよく洗い流します。
部品が外れたり壊れたりしないよう、なるべく力を入れないで優しくこすりましょう。
閉めていた止水栓をマイナスドライバーで緩めて、元の位置まで戻します。
トイレタンクの中に水が溜まっていくので、タンクのフタを閉めたら完了です。
止水栓の位置をしっかり覚えていたら、なんだかできそうな内容だな。
止水栓の位置を把握しておくことと、中の部品やフタを丁寧に扱うことに配慮すれば、そんなに難しくありません。
次の項目では、手洗い場付きのトイレタンクを掃除する方法について紹介していきます。
【手洗い付きのトイレタンク】2人でやるとスムーズ
給水ホースでフタとタンクがつながっている場合は、持ち上げながら給水ホースのナットを外すため、2人で取り組むとスムーズです。
フタを取り外したあとは、1人がトイレタンクのフタを洗い、もう1人がトイレタンクの内部を掃除するとより効率UPします。
- マイナスドライバー
- 中性洗剤
- ゴム手袋
- スポンジ
- 歯ブラシ
- タオル、雑巾
- ビニールシート
電源コードがささったままだと、漏水したときに感電など事故の原因になります。
電源コードが水で濡れないように、水を弾くビニールシートなどに巻いておきましょう。
止水栓を閉めておかないと水があふれてしまう可能性があるため、必ず最初に行いましょう。
水はね防止のため、床にビニールシートを敷いて、マイナスドライバーで時計回りに、止まるところまで回します。
最後に閉めて戻すときに必要なので、右に何回まわしたかメモして覚えておきましょう。
止水栓を閉めたら、便器の水を流すレバーを回して、水を抜いていきましょう。
水が流れなくなったら大丈夫です。
手洗い器の付いているフタは、パイプで接続されているタイプと、給水ホースで接続されているタイプの2種類があります。
パイプで接続されているタイプ | フタを真上に持ち上げて外します。 |
給水ホースでフタとタンクがつながっているタイプ | フタを少し持ち上げて、フタとホースがつながる接続部分のナットを、ドライバーで反時計回りに回すと外れます。 |
- フタは中性洗剤をスポンジにつけて、全体をこすります。
- 細かい部分は歯ブラシを使いましょう。
- から拭きをすると陶器を傷つけたり、静電気でホコリをつけてしまったりするので、水で濡らした雑巾でフタの裏を拭きます。
フタを割らないように安定した場所で行いましょう。
- 中性洗剤を付けたスポンジで、タンク内側の広い面をこすり洗いします。
- 中性洗剤を付けた歯ブラシで、パイプや部品についた汚れをこすり洗いします。
- 汚れが落ちたら、止水栓をマイナスドライバーで少し緩めて洗浄レバーを回し、洗剤が残らないように、水でよく洗い流します。
止水栓を少し緩めると、手洗い管から水が噴出してくるので、ビニールシートやコップなどを被せて防水してください。
部品が外れたり壊れたりしないよう、なるべく力を入れないで優しくこすりましょう。
洗浄しきったら、フタを元に戻します。
閉めていた止水栓をマイナスドライバーで緩めて、元の位置まで戻します。
トイレタンクの中に水が溜まっていくので、タンクのフタを閉めたら完了です。
給水ホースでフタとタンクがつながっているタイプの場合は、無理に持ち上げると壊れる可能性があります。
手洗い場付きのトイレタンクは、壊してしまわないように、より慎重に扱ってくださいね。
「ちょっと不安だな」という人は、参考動画をご覧ください。
トイレタンク内の構造まで丁寧に解説した動画です。
引用 YouTube
動画を見たら納得できたわ!
トイレタンクの中にカビが増殖して臭くなるのね。
その通り、トイレタンクでカビが増殖するから臭くなります。
一掃するにはトイレタンクのフタを開けて掃除する方法がベストですが、他の対策も合わせて次の章で見ていきましょう。
トイレタンクが臭いのはカビが原因!対策4選を紹介♪
トイレタンクから臭いがしている場合は、カビの増殖が原因です。
どんなに便器を掃除しても黒ずみや臭いが消えない場合は、トイレタンクに問題があります。
そもそもカビは、湿度が70%以上、温度が15〜30℃の条件下で発生しやすいです。
常に水が溜まっているトイレタンク内は湿度100%のため、水アカや黒カビが発生しやすく、その汚れが便器に流れてきます。
トイレタンクは、カビにとって生きやすい環境なのね。
トイレ掃除は1ヶ月に1回やっていたけど、トイレタンクは気にしたことが無かったよ。
便器の掃除用品は多く売られていますが、トイレタンクの掃除用品は、少ないから着目しにくいですよね。
トイレタンクが汚いと、カビや雑菌、ほこりを含んだ水が流れ続けてしまい、やがて臭いが充満します。
トイレタンクが異臭を放つ前に、対策していきましょう。
【3】【4】は手洗い場付きのトイレタンクのみ対応可能です。
トイレタンクの臭いを打破するために、対策4選について詳しく解説していきます。
放置し続けてもカビが増え続けるだけなので、早い段階でカビが住み着きにくいトイレ環境を整えましょう。
【対策1】トイレタンクを開けて大掃除する
トイレタンク以外を掃除しても、臭いがとれないなら、ほぼ間違いなくトイレタンクが原因です。
その場合は、問答無用でトイレタンクの大掃除をしましょう。
トイレタンクにカビが増殖しているので、早めの対応をおすすめします。
【対策2】日頃からトイレの換気を良くする
湿度の高いところにカビがいます。
常にトイレの換気扇はオンにしつつ、窓があるなら空気の入れ替えも定期的に行いましょう。
十分な換気を行っても、トイレタンク内の湿度を減らすには限界があるので、他の対策も併用してくださいね。
【対策3】手洗い場付きなら簡易的な定期清掃を行う
手洗い場付きのトイレタンクは、フタを開けずに簡易的な定期清掃ができます。
トイレタンクの穴から洗浄剤を入れて、しっかりすすぐだけで簡単なので、定期的に行いましょう。
洗浄剤いれるだけなら簡単!
フタを開けて面倒な掃除をしなくて済む♪
フタを開けない定期清掃だと、汚れが隅々まで落とせません。
半年に1度は、トイレタンクのフタを開けて大掃除することをおすすめします。
【対策4】手洗い場に洗浄剤を置いて流す度に洗浄する
手洗い場付きのトイレタンクは、常時設置するブルーレットなどの置き型タイプが使用できます。
置き型タイプの洗浄剤を設置すると、水を流すたびに洗浄剤がタンクに流れるので、日頃からトイレタンクを清潔に保てます。
ブルーレットは、香りや効果の種類も豊富ですよね。
私もブルーレットを常時設置していますが、いつも購入時にどれを選ぶか迷ってしまいます。
最近は買いに行くのが面倒になってきたので、3個~4個ずつ購入しています(笑)
ブルーレットの効き目は1ヶ月前後なので、定期的に新しいものと交換しましょう。
まとめ
- トイレタンクを掃除したときに、タンク内に重曹を残したままにすると、故障する原因になる。
- 重曹を用いてトイレタンクを掃除するなら、熱湯もしくはぬるま湯に溶かして洗って、十分にすすぐと故障しない。
- 手洗い場付きのトイレタンクなら、穴から洗浄剤を入れて、簡易的な定期清掃が可能。
- トイレタンクを開けて掃除するなら、必ず止水栓を閉めてから、中性洗剤で洗浄していく。
- どんなに便器を掃除しても、黒ずみや臭いが消えない場合は、トイレタンクにカビが増殖しているから。
- トイレタンクが臭いなら「トイレタンクを開けて大掃除」「トイレの換気」「定期清掃」「手洗い場に洗浄剤を置く」ことが対策になる。
重曹は、トイレタンク内にこびりついた水垢汚れ除去や消臭効果があるので、熱湯もしくはぬるま湯に溶かして、仕上げ洗浄として使用してください。
私は「トイレ掃除」と言えば、真っ先に便器の掃除を思い浮かべちゃいますが、便器以上にトイレタンクの掃除は大事なんですね。
トイレタンクを掃除せずに放置すると、カビが増殖して、頑固な黒ずみや悪臭を放つ原因になってしまいます。
汚いからと放置せずに、早めに掃除して、清潔感のあるトイレ環境にしていきましょう。
「効果が絶大!」なんて口コミも。
長年の汚れを除去するために2袋使用して、ゴッソリ汚れを落としている人もいます♪
コメント