あなたはアルミの弁当箱を使ったことはありますか?
子供から大人まで当たり前となっているお弁当。お弁当箱の種類も豊富で、どのお弁当箱にするか迷いますよね。
その中でもアルミの弁当箱といえば昔からあるイメージ、使いにくそうなイメージがあるかもしれません。
何より「アルミ」ですから温める時に
レンジを使ってもいいの?ダメなら他の温め方は?
と不安になりますよね。
実はアルミの弁当箱は軽くて丈夫、熱伝導率も高く、熱しやすく冷めやすいなどメリットがたくさんあってお勧めなんです!
また、電子レンジはアルミの性質上基本的には使えませんが、最近では電子レンジOKなアルミ弁当箱も出ていますし、他にも温め方はあるんです!
本記事ではアルミの弁当箱の温め方、またメリットや電子レンジなどの注意点についてご紹介します。
蓋だけアルミタイプならレンジも可能!!
アルミの弁当箱の温め方3つを詳しく紹介!
まず「電子レンジを使ってもいいのか」、その答えは✖️です。
アルミは金属ですので、電子レンジで温めてしまうと火花がでて火事につながる恐れも!!
なかにはアルミのお弁当箱でも電子レンジで温めて使用している方もいらっしゃるかもしれません。
ですが、基本的にはアルミのお弁当箱は電子レンジでの使用はできません。
どのように温めたらいいのか、アルミの弁当箱の温め方3つを紹介していきます。
- 保温庫を使う
- 湯せん、熱湯で温める
- 中身だけ別の容器に移して温める
【温め方1】保温庫を使う
幼稚園や保育園では保温庫を導入しているところも多いのではないでしょうか。
保温庫があることから、アルミの弁当箱を推奨している幼稚園や保育園もあります。
もしかしたらオフィスにあるというところをあるかもしれません。
保温庫が使えるならこの温め方が一番楽ですよね。
最近ではポータブルの保温庫もあるようなので、探してみてもいいですね。
【温め方2】湯せん、熱湯で温める
保温庫がある場合は問題ないのですが、無い状況の方が多いですよね。
保温庫がない時は湯せん、または熱湯を使った温め方もあります。
お弁当箱を熱湯につけておくことで温まり、ホカホカのお弁当を食べられますよ。
お湯を使う場合は耐熱性の袋などに入れると安心です。
アルミ弁当箱を入れる袋でおすすめなのが、ジップロック・フリーザーバッグです。
フリーザーバッグの耐熱温度は100度の為、煮沸には使用しないで下さい!!
これはどの家庭にも一つはありますよね。我が家にも一つは必ずストックしてあります。
ジップロック・フリーザーバッグは耐熱性がありますので、湯煎OKです。
しっかりと密閉でき、お湯が入り込む心配もないので、弁当箱を入れて温めるのに最適です。
また、ダイソーやセリアで売られている湯煎調理袋もお勧めです。
ダイソー 食品用湯煎調理袋
ダイソーの湯煎調理袋は横260mm×縦390mm、セリアだと横250mm×縦390mmでお弁当箱もすっぽり入ります。
この調理用袋は湯煎はもちろん耐冷温度も-30度となっていますので、冷凍したものをそのまま湯煎するという使い方もできる優れものです。
普段の料理にも大活躍してくれますので、ぜひ探してみてはいかがでしょうか。
【温め方3】中身だけ別の容器に移して温める
どうしても電子レンジを使いたい場合は「弁当の中身を別の容器に移す」という温め方もあります。
この方法でしたら電子レンジも使えますね。
レンジで温めたい時も100円ショップの保存容器が役にたちます。
どの家庭にもありますし、100円で手に入るのもお手軽ですよね。
サイズもたくさんあるので自分の弁当箱にあったサイズを用意することもできます。
ダイソー 抗菌パック600
アルミ弁当箱のレンジ温めは基本だめ!注意点3つを紹介
基本的には電子レンジが使えないアルミの弁当箱。
プラスチックの弁当箱にはない、アルミ弁当箱ならではの注意点3つをご紹介します。
これに注意して快適なアルミ弁当箱生活をおくりましょう!
- 電子レンジは基本的には使えない!対応商品もあり
- 汁こぼれしやすい商品もある
- 食洗機は使用できない
電子レンジは基本的には使えない!対応商品もあり
これは何度も申し上げていますが、アルミは金属ですので電子レンジでの使用はできません。
レンジで温めると火花が出て火事につながる恐れもあるからです。
アルミの弁当箱をレンジで温めても「特に何もおきなかった」という人もいますが、基本的には使えないので注意しましょう。
しかし、商品によっては電子レンジ対応のアルミの弁当箱もあるのでよく確認して購入しましょう。
そういえば、せっかく可愛いアルミのお弁当箱を買っても、使っている内に絵が剝げてしまうのが残念ですよね。
絵が剥げてしまわないよう、ラミネートシートで保護も可能です。
汁こぼれしやすい商品もある
アルミの弁当箱には汁こぼれしやすいというデメリットもあります。
これは中蓋やパッキンがついていればこぼれにくくなりますので、購入の際はよく確認しましょう。
中蓋やパッキンは別売りもされているので、気に入ったアルミの弁当箱が見つかった時にはそのサイズに合わせてパッキン等を買う方法もあります。
さらにゴムベルトもあると汁もれの心配は無くなりますね。
食洗機は使用できない
最近では食洗機を使っている家庭も多いはず。
わが家はまだ導入しておらず、食洗機の便利さをわかっていないのですが、忙しい主婦にとって食洗機はとても便利なものでしょう。
便利な食洗機ですが、アルミ弁当箱は使用不可なのです。
食洗機の洗剤の多くはアルカリ性であり、アルミはアルカリ性と酸性には弱い性質を持っています。
アルミを変色させてしまうので注意が必要です。
ちなみに酸性に弱いと言いましたが、お弁当に梅干しを入れたり酢の物を入れたりするのは基本大丈夫です。
アルミは長時間酸性やアルカリ性のものを入れる保存容器には適していませんが、お弁当のように短時間であれば問題ありません。
ラップをして蓋を閉める、カップ等に入れてお弁当を詰める等、直接食べ物がアルミにつかないようにするとより安心です。
アルミの弁当箱が子供におすすめな理由3つを紹介!
電子レンジは使えないアルミの弁当箱ですが、実はアルミの弁当箱には特に子供にお勧めなメリットが多いのです。
そのメリットについてご紹介します。
子供に持たせるお弁当箱を悩んでいる方、私のように少しでも家事を楽にしたい方にはぜひ、アルミの弁当箱はおすすめです!
- 軽くて丈夫、壊れにくい
- 熱伝導率が高い
- 汚れ・匂いがつきにくい
軽くて丈夫、壊れにくい
お弁当箱ですから持ち運びますよね。
特に小さい子供は何でも自分で持ちたがる子も多いのではないでしょうか。
保育園や幼稚園では自分のことは自分でするという習慣を身に付けさせるところも多いです。
大人からしたら軽いお弁当箱でも体の小さな子供からしたら少しでも軽い方がいいはず。
また、好奇心旺盛な子供は色々なところにものをぶつけたり落としたりしますよね。
アルミの弁当箱なら、どこかにぶつけても落としてしまっても丈夫なので安心です。
お気に入りの弁当箱がすぐに壊れてしまった、変形して欠けてしまったという心配も少ないでしょう。
アルミの弁当箱には「アルマイト加工」というものが施してあるものが多いです。
強度を上げたり、アルカリや酸から腐食や変色をおさえたりする役割を果たす
この加工があるので、さらに安心して使えますね。
熱伝導率が高い
温め方の時も少し触れましたが、アルミは熱伝導率が高く「熱しやすく冷めやすい」性質を持っています。
アルミの弁当箱は保冷剤等ですぐ冷えるので、食中毒の心配が減ります。
食中毒は、熱々のご飯やおかずを入れたまま蓋をする事で湿気がこもり、菌が繁殖することで危険性が高まります。
そのため、プラスチック等の弁当箱では室温になるまで冷ます必要があるのですが、アルミの弁当箱は保冷剤等ですぐに冷えます。
忙しい朝に、弁当を冷ます作業をしなくて良くなるのでとても便利ですね。
汚れ・匂いがつきにくい
お弁当に油っぽいものや匂いの強いものを入れた時、なかなか汚れも匂いも取れませんよね。
しっかり洗ったつもりでも取れていないことが多く、汚れやすいものや匂いの強いものはお弁当に入れないようにしてしまうことも・・・。
アルミの弁当箱は汚れも匂いも取れやすいので、敬遠しがちなものでも気にせずお弁当に入れることができます。
特に子供は汚れやすいもの(油っぽいものやミートソース系)が好きなので汚れ・匂いが取れやすいのは便利ですよね。
また、凹凸が少なく、洗ったら汚れが綺麗に取れるのでとても衛生的ですよね。
アルミの弁当箱は危険性なし!園でも推奨される安全性
ここまでアルミの弁当箱についてご紹介してきましたが
アルミの弁当箱はアルツハイマーの原因になる
体に害がある
という噂を聞くことで、何となく危険と思っている方も少なくないでしょう。
結論から申し上げますと、アルミの弁当箱は危険ではありません!!
実際に国立研究開発法人 医薬基盤・健康・栄養研究所のホームページでも下記のようにかかれています。
WHOのEHC (Environmental Health Criteria;環境保健基準) は、「アルツハイマー病の発症とアルミニウムの因果関係は完全に否定はできないが、アルミニウムの摂取が原因でアルツハイマー病が発症するという根拠もない (21) (22) 」と報告しています。
「アルミニウムが溶け出してそれが食品等に混ざり、アルツハイマーの原因になる」
という噂が広まったのですが、溶け出しても極少量であり、人の健康に影響を与える懸念はないとされています。
あなたも料理中にアルミホイルを使うことがあるかと思います。
そこでアルミホイルが溶けたらどうしよう、体に害があるのではないかと心配になることはありませんよね。アルミの弁当箱も同じです。
さらに言えば、保育園や幼稚園でも推奨されているところもあり、危険ではないといえます。
まとめ
- アルミの弁当箱の温め方は保温庫を使用する、湯せんで温める、別の容器へ中身を移しかえる
- アルミの弁当弁当箱は電子レンジ、食洗機が使用できず、商品によっては汁こぼれしやすいものもあるので注意が必要
- アルミの弁当箱には軽くて丈夫、冷めやすい、汚れや匂いがつきにくいなどのメリットがある
- アルミの弁当箱は危険という根拠はなく、保育園や幼稚園でも使用を推奨しているところもある
様々なメリットがあるアルミの弁当箱。
幼稚園や保育園に保温庫がある子供にとってはとてもおすすめできるお弁当箱です。
また、最近では可愛いデザインやおしゃれなデザインも多く出ています。
アルミ特有のスタイリッシュな見た目もかっこいいですよね。
もちろん子供だけでなく、大人にもお勧めできる弁当箱です。
電子レンジで温められないのは少し不便に感じるかもしれませんが、手間をかけることで愛着がわくかもしれません。
この機会にぜひお気に入りのアルミの弁当箱を見つけてみてはいかがでしょうか。
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