久しぶりの実家で、窓が固くて開かないからすごく困ったんだ!
今も困っているよ~!!
レールに何か詰まっていたのかな?
窓が固くて開かない原因の1つはサッシの汚れです。
その他の原因も合わせて3つ考えられます。
- 窓のレールに汚れやほこりが溜まっている
- 戸車の高さがズレている
- 故障や寿命
窓が固くて開かないなら、丁寧な掃除と戸車の高さ調整で、ほぼ解消されそうだね!
なにテンション上がってんの!
戸車の高さ調整のやり方なんてわからないわ!
戸車の高さを調整する機会はあまり無いから、イメージしにくいですよね。
本記事では、窓が固くて開かない原因3つと対処法について詳しく解説していきます。
窓の大事な役割であるサッシの掃除方法や、窓の交換時期の見極め方についても紹介しているので、ぜひ参考にしてくださいね。
カビ取り掃除のあとにエタノールをスプレーするとカビ予防になるので、是非お手元にご準備しておきましょう!
窓が固くて開かない原因3つ!掃除や戸車の調整で対処!
窓が固くて開かないときは、サッシに原因があります。
そもそも「サッシ」ってなぁに?
窓ガラスを支えている、窓枠のことですね!
サッシに問題が生じると、当然窓の開閉がスムーズにできません。
考えられる原因としては3つ挙げられます。
原因 | 対策 |
---|---|
窓のレールに汚れやほこりが溜まる 戸車の高さがズレている 故障や寿命で窓の交換が必要な時期 | 掃除してレールの滑りを改善する 戸車の高さを調整する 交換時期や症状を確認して交換する |
窓が固くて開かない原因3つと対処法について詳しく解説していきます。
【原因1】窓のレールに汚れやほこりが溜まっている
窓の下にあるレールや窓枠は、汚れやほこりが溜まりやすい場所です。
窓は掃除するけど、レールの掃除はざっとしかしないわぁ。
私もそうなんです。
窓はピカピカに磨いても、レール部分はそんなに念入りに掃除しないものですよね。
しかし、窓を支える大事なレールを、ないがしろにしてはいけません。
窓のレールに外からの土ぼこりや汚れが蓄積すると、滑りが悪くなって窓が固くて開かないようになります。
【対処法】掃除してレールの滑りを改善する
レールや戸車に溜まった汚れやほこりが原因なら、掃除をすると滑りが良くなって窓が開きやすくなります。
窓掃除の仕方について詳しく知りたい人は、コチラへお進みください。
【原因2】戸車の高さがズレている
一般的な大きな窓である「引き違い窓」「掃き出し窓」は、開閉するたびに戸車の高さが少しずつ下がってきます。
戸車とレールが平行になっていないと滑りが悪く、窓が固くて開かない原因になります。
地震がきっかけで、戸車の高さがズレて窓が固くて開かないこともあります。
上げ下げ窓やすべり出し窓など、左右に動かさないタイプの窓には戸車がありません。
【対処法】戸車の高さを調整する
戸車とレールが平行になっていないときは、ネジを調整します。
緩めすぎると窓のガタつきが大きくなる可能性があるので、様子を見ながら少しずつ調整してください。
戸車の調整は5ステップ!
- サッシを片方に寄せて、傾きを確認する。
- サッシ下にあるプッシュボタン(ネジのカバー)を外す。
- 調整ねじをドライバーで回して調整する(右回しでサッシが上がり、左回しでサッシが下がる)。
- プッシュボタンを元に戻す。
- 気密ピースが緩くなっていたら、ネジを締めて調整する。
窓の下のところ見たら、本当にカバーがしてあったぞ!
普段まじまじと見ないから「そんなところにカバーしてあるんだ」と思いますよね。
プッシュボタンも簡単に取れたぞ!
プッシュボタンは、結構簡単に外れますね。
窓の種類によってはカバーがなく、ネジがむき出しの窓もあります。
戸車の高さを調整すると、内側から鍵がかかりにくくなることがあります。
クレセント(窓の内側にある鍵)の調整方法もご紹介します。
クレセントの調整は4ステップ!
- クレセントキャップを外してネジを緩める。
- クレセント位置を調整してネジを締めてキャップを戻す。
- クレセント受けを留めているネジを緩める。
- サッシがガタつくなら右方向、クレセントがかかりにくいなら左方向へ動かしてネジを締める。
クレセントの調整てぇのは、ちょっと難しそうだなぁ。
わかりやすそうな動画を見つけたので、参考にしてください。
引用 YouTube
【原因3】故障や寿命で窓の交換が必要な時期
窓のサッシは長寿命ですが、掃除や戸車の高さを調整しても窓が固くて開かないなら、故障や寿命が原因である可能性が考えられます。
【対処法】交換時期や症状を確認して交換する
窓を交換するタイミングを見極めて、症状が続くようなら交換を検討しましょう。
窓は寿命じゃなくても、地震がきっかけでズレて交換が必要になるケースもあります。
窓の交換時期の見極め方を確認する
窓サッシの掃除は簡単5ステップ!カビ取り方法も紹介
窓サッシには、大きく分けて2種類の汚れが蓄積されますので、それぞれに合った掃除をしましょう。
砂・ほこり・糸くず 花粉 排気ガスの粉じん | 黒カビ |
黒いシミみたいな汚れがあるんだけど、これはカビなのかな?
恐らくカビでしょう。
まだ肉眼で確認できないカビも潜んでいます。
肉眼で確認できる程育ったカビは、殺菌・予防までしないと再発リスクが高いです。
ただサッシを掃除するだけなら、雑巾がけだけで良いの?!
窓のサッシには、小さなほこりが溜まっているので、掃除機などでほこりを取り除いてから雑巾がけしてくださいね。
窓サッシの掃除の仕方や、頑固なカビ取り方法を解説していきます。
サッシのレール掃除は5ステップ!今まで以上に滑り良く
- 掃除機で、レール(下枠)全体と細かな部分に溜まったゴミを吸い込む。
- 雑巾で水拭きする。
- レールに詰まっている汚れを、綿棒や楊枝で取り除く。
- 頑固な汚れは洗剤をかけて、しばらく経ってから水拭きする。
- 乾いた雑巾で、しっかり拭き取る。
サッシのレールをキレイに掃除が出来たら、レールに潤滑スプレーをすると滑りが良くなります。
潤滑油は、油のベタベタでほこりが溜まりやすくなり、また窓が固くて開かない原因になりかねません。
窓のレールには、シリコーン系やフッ素系などの速乾性のある潤滑スプレーをして、余分な油はしっかり拭き取りましょう。
クレ556なら家にあったはずだけど大丈夫?
クレ556は、フッ素系の潤滑スプレーなので大丈夫です。
レールをしっかり拭いて乾燥させて、最後に使用しましょう。
【カビ取り】掃除後に殺菌して予防する
窓に黒い点々やしみのようなものがあったら「カビ」です。
カビは宙に舞って体に悪影響を与えるので、見つけたらすぐに除去しましょう。
カビ取りは「汚れを落とす」「カビを殺す」「予防する」の3段階です。
- マスク
- メガネやゴーグル
- ゴム手袋
- カビ菌や洗剤から守るために、3点セットを身に着けてカビ取りをしましょう。
掃除機で、全体と細かな部分に溜まったゴミを吸い込んでレールをキレイにしたら結露を拭く。
- 窓
-
- 軽く濡らしたキッチンペーパーを窓に貼る。
- 塩素系カビ取り剤を、キッチンペーパー上にスプレーして所定時間置く。
- しっかり水拭きする。
- レール
-
- 塩素系カビ取り剤をスプレーして所定時間置く。
- しっかり水拭きする。
塩素系カビ取り剤と言えば、カビキラーがあったわ!
1回でカビが取れなかったら、複数回繰り返しましょう。
霧吹きにエタノールを入れて、カビに吹き付ける。
エタノールは揮発性が高いので、拭き取らずそのままにしておきましょう!
無水エタノールは【無水エタノール8:水2】の割合で薄めてね!
塩素系カビ取り剤を使用後は、濡らした雑巾で拭きあげて、しっかり乾燥しきってからエタノールを使用してください。
カビは雑食なので、ほこりなどをエサとして育ちますが、特に結露が大好物です。
結露を見かけたら、乾いた雑巾でしっかり吹き上げてエタノールをスプレーしておくと予防効果があります。
窓の交換が必要な時期は?見極めポイント5選を紹介
一般的な木製や金属製のサッシの寿命は20年〜30年で、樹脂サッシの寿命は50年です。
窓ガラスはサッシに比べて耐久度が低く、種類にもよりますが10年〜20年が寿命です。
メンテナンスや環境によっても寿命が変わります。
実家の窓の結露が、年々酷くなっているんだけど、もしかしたら寿命?
結露が付きやすくなるのも、窓交換時期の見極め時期の1つです。
窓の交換が必要になるケースとして、サッシの問題と窓ガラスの問題があります。
- 【サッシの問題1】窓の開閉時に大きな音がする
- 【サッシの問題2】窓の開閉が困難
- 【サッシの問題3】地震で建て付けが悪くなる
- 【窓ガラスの問題】ひび割れがある
- 【共通】結露やカビの発生頻度が高い
窓には、断熱性や防音・防犯リスクを回避する役割があるので、交換時期の見極めが必要です。
私の家の窓も気になるんだけど、賃貸でも勝手に窓の交換しても良いのかな?
絶対に自己判断で交換してはいけません!
賃貸住宅は、家主や管理会社が所有しているものなので、無許可で窓交換ができません。
必ず管理会社に連絡をして、状況説明をしましょう。
借主側の過失でない場合は管理会社の負担で修復してもらえます。
窓の交換が必要な時期の見極め方について、詳しく解説していきます。
【サッシの問題1】窓の開閉時に大きな音がする
窓を開閉するたびに「ガタガタ!」と大きな音を立てるようなら、窓の交換をおすすめします。
窓の開閉時のガタガタ音は、戸車の摩耗や破損などが原因ということもあるので、放っておくと症状が酷くなります。
そもそも窓を開けるたびに、ガタガタ大きな音立ててたら近所迷惑だよ。
ご近所さんから怒られる前に、窓の交換を検討したいですね。
【サッシの問題2】窓の開閉自体が困難
窓の開閉がしにくくなったら、交換時期の目安です。
「対処法」を試してみても症状が改善されないようなら、窓の交換を検討しましょう。
対処法
【サッシの問題3】地震で建て付けが悪くなる
地震などの影響で、窓の建て付けが悪くなることがあります。
建て付けが悪くなった窓を無理に使用していると、急に動かなくなったり、レールから外れたりして危険です。
窓の建て付けが悪くなったら、早めに交換しましょう。
【窓ガラスの問題】ひび割れがある
家の窓も、車の窓も、たった1つのひび割れを放置していると大事故になり兼ねません。
台風や地震、突風などで、ひび割れた窓に物が当たると、一気に砕け散る可能性があります。
窓ガラスが粉砕なんてしたら、おおごとだよ!
何かの拍子で窓ガラスが粉砕してしまったら、とても危険ですよね。
窓ガラスのひび割れは、少しだけだとしても、毎日少しずつ範囲が進行していきます。
いざ窓を交換するにしても業者や窓選びの時間が必要ですし、窓の種類によっては発注して到着まで何日も要します
窓ガラスのひび割れを放置すると、原状回復まで余計に時間がかかってしまうので、早急に窓交換を検討しましょう!
【共通】結露やカビの発生頻度が高い
結露やカビが頻繁に発生するようなら、窓の交換をおすすめします。
私の母親は、毎年梅雨の時期になると、毎日窓の結露を拭き続けています。
窓の交換を勧めても「勿体ないから」の一点張りです。
なぜそうも苦労をとるのか…(笑)
私も「疲れた疲れた」と言いながら、結露拭きが梅雨の日課になっているわよ。
交換費用はかかりますが、結露やカビが発生しにくい高機能な窓もあるので、毎日の拭き掃除から打開できます!
だったら、窓を交換してラクした方が良いじゃない!
カビは繁殖すると健康被害にもなりますので、結露やカビの発生頻度が高く感じたら、窓の交換をしましょう。
まとめ
- 窓が固くて開かないのは、サッシに汚れやほこりが溜まっているか、戸車の高さがズレているか、故障や寿命が原因。
- 掃除や戸車の高さの調整で窓の開閉がスムーズになるが、解消されない場合は窓の交換が必要。
- 窓サッシの掃除は、掃除機でゴミを吸い込んだあと雑巾がけをして、細かな汚れは綿棒や楊枝で取り除く。
- カビが発生したら、掃除後に塩素系カビ取り剤でカビを除去し、エタノールを吹きかけて予防する。
- 窓の交換時期は、開閉時の大きな音、開閉が困難、建て付けが悪い、ひび割れ、結露やカビの発生頻度が高いなどの症状が見られるとき。
- 賃貸住宅は、家主や管理会社が所有しているものなので、管理会社へ状況報告をして対応してもらう。
換気や出入りのために使用する窓ですが、ガラス部分は目につく分掃除頻度が高いですが、サッシの役割は大きいです。
縁の下の力持ちとも言えるサッシは、定期的に掃除をして寿命を延ばしたいものです。
窓のひび割れはテープで補正している家も見かけますが、範囲が進行し続けるため、突然割れて危険です。
酷い異音や異常があるときは、せっかくなので高機能な窓に交換して、より快適な家にしちゃいましょう!
結露を拭いたあとは、エタノールでスプレーしてカビ予防くださいね。
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