あなたのおうちにはパントリーがありますか?または作るかどうか計画中でしょうか?
食品収納庫であるパントリーのあるなしは、住宅計画の中で大変重要ポイントとなります!
メリット・デメリットは人それぞれなので、むやみに作ると後悔する結果に…。
パントリーのありなしは性格や生活習慣によって便利さが変わってきます!
後悔しないためにもどんなことが「ありなし判断」のポイントなのか解説していきます!
では収納便利なパントリーをしっかり作ってもらうのはどんなタイプが当てはまるのか?
それともなしにして代用スペシャリストのカップボードにしてしまうほうがいいのか?
パントリーそのものの説明やカップボードの便利な収納方法も紹介していくので、今のお住まいにも活用させることができますよ!
パントリーはありかなしか収納確保は性格で判断‼
パントリーとは、食品や日常的に使わない食器・家電の収納スペースのことを指します。
常温の食品保管庫として使われ、主に米や乾麺、インスタント食品、調味料、水や酒類、缶詰などの収納に活用します。
災害時の非常食を置いておくスペースとしても最適です。
また食品だけでなく、ラップやキッチンペーパーなどの消耗品や、お正月や誕生日などの季節物の食器などの収納にも便利です。
更には、製菓用の材料やホットプレートなどの毎日使うわけではない家電収納にも適していますね。
そんなパントリーは、家族構成や家族の性格で、作るべきかどうかが判断ポイント!!
パントリー あり〇 | パントリー なし× |
---|---|
買い置きタイプ 大家族タイプ 備蓄タイプ | 毎日買い物タイプ 必要最小限タイプ 家族が少ないタイプ |
- 私は計画性もなく買い置きもしないのでパントリーなしで問題のないタイプ
- 妹は心配性で計画的に献立を決めるパントリーなしの生活は考えられないタイプ
パントリーのありなしは家族でも性格や生活習慣の違いで判断すべき理由があります!
作って正解!パントリーありは大量買い込みタイプ!
パントリーなしではいられない!設置にオススメの生活習慣を持つ方は「買い置きタイプ」「大家族タイプ」「備蓄タイプ」です!!
- 1週間分買い置きが基本
- 特売日に買い込んでおく
- 家族が多いから1度の買い物の量が多い
- 予備分を含めた買い物が当たり前
こういった項目にチラッとでも当てはまりそうな方はパントリー設置をおススメします。
買い置きがスタンダードな生活スタイルであれば、間違いなくしっかりと設置タイプのパントリーを作るべきです‼
予備も含めて置いておく方も同じで、収納スペースの確保が必須です。
家族が多い方は消費量も多いでしょうが、いざという時のための乾麺や飲料、米などの備蓄向きのものは購入量に合わせた収納場所が必要です。
- スケジュール・在庫管理が好き
- 計画的
- 几帳面
- 心配性
こんな風に性格によって今後のパントリー計画のありなし条件が変わります。
大量に買い物をしても、計画的に使いこなすことが出来れば、食品ロスにもならず経済的かつ買い物回数が減るので時間に余裕も出来ます。
几帳面さを持っていれば、在庫があっても賞味期限の確認も安心ですよね。
綺麗に並んでいそうで羨ましいです…。
心配性の方は、やはり多めの非常食や万が一の備蓄が心の余裕につながります!
長期賞味期限のものが多くても、管理ができるタイプの方は性格に合わせたパントリー活用ができるので、本当におススメできます!
- 大雑把な考えかた
- 楽なほうが好き
- 管理できない、もしくはしたくない
全く逆のような性格の方も実はパントリーなしだと不便です。
管理が好きだったり、几帳面だったりする性格の方と違うのは、できれば少し余裕のあるスペース確保が必要なことです。
私は、ドーンと購入してみたものの収納スペースがなければ床に放置してしまいがちです。
うっかり同じものを購入することも多いですし、ざっくりと同じような種類に分別するにしても、きれいに並べるのは気が向いた時だけです。
整然と並べることが苦手であれば、余裕を持ったスペースがなければ入りません。
うっかり積み重ねて化石化してしまうのが脳裏に浮かびます。
整然と並べることが苦手でも、余裕があることで見渡すことができ、ざっくり収納でも便利スペースへと変わっていきます‼
どれも当てはまらないけれど、設置向きの方もいらっしゃいます。
それは季節行事などの食器を使い分けている方、代々受け継がれているものを所持している方、料理や菓子作りが趣味の方です。
食品収納だけがパントリーの役割ではないので、所持品に合わせた収納スペースを設けるとより便利ですね!
ちょっと待って!パントリーなしは必要最小限タイプ!
パントリーなしではいられない方がいる一方、作ったけど不便だっという方もいらっしゃいます。
せっかく作ったパントリーが後悔に変わってしまってはもったいないだけです!
パントリーなしでも大丈夫な方は「毎日買い物タイプ」「必要最小限タイプ」「家族が少ないタイプ」です。
- 毎日ちょこちょこと買う
- まとめ買いの習慣がない
- 車がないので大量に買うのが難しい
- 家族が少なくたくさん買う必要がない
パントリーを設置することで他に使えたであろうスペースがとられてしまい、なしで良かったと後悔します。
パントリーありなしのタイプは生活習慣で一変しまうので要注意です。
- スケジュール・在庫管理は面倒
- 片付けが苦手
- 計画より今日の気分を優先したい
- 楽な方が好き
- おおらかな性格
こちらに当てはまる方もパントリーなしにしていいでしょう!
片付けが苦手なのにモノを増やしてしまっては自分が苦しいだけです。
私にも当てはまり、例えば献立を決めて買い物に行き、途中で献立が変わり、出来上がったら違っているような性格にはもちろん向きません。
買ったら買った分ロスとなってしまうと自分にダメ出ししてしまいます。
心配性でもなく在庫チェックも忘れがちな方は災時の備えも最小限にしてチェック項目を減らすほうが有効です!
ちなみに、大きなパントリーのある所に住んでいた時、いつの間にか私の趣味や作業スペースと変わり、収納の意味はなくっていました…。
何年たっても性格はさほど変わらないので、新築でパントリーを設置したら、きっと後悔したに違いないと思っています。
- きっちりしている
- たくさんモノがあるのが苦手
- モノが多いとイライラする
- パッと見渡せるほうが楽
こちらもパントリーなしでOKな性格に当てはまります。
パントリーに収納するほどの量を持たなくていいタイプです。
スッキリとコンパクトに整理整頓されたスタイルが目に浮かびますね!
いつの間にかあちこちに乱れが出てくる我が家の憧れでもあり、今はこのシンプルスタイルを目指している方も多いように感じます。
少し不便でも、食料品となる非常食や水、米など、頻度の低いものであれば、キッチンに程いい場所にある収納スペースで代用が可能です。
使いきれなかった食品などを収納するためであれば、カップボードなどで代用するほうがより便利になってきます。
【カップボードの収納ポイント】については後半で紹介していますので、チェックしてみてください!!
設置向けの生活サイクルと性格であるにも関わらず、設置ができない方もいます。
パントリー設置ができない方は、現在住宅計画がない、または賃貸にお住まいの方です。
そうなると設置は難しく、代用品やいろいろな工夫が必要になってきます。
代用品や使い方など気になるところがいっぱい出てきました!
パントリーなしはカップボードで代用!収納術も紹介!
性格や生活習慣でパントリーありかなしかタイプがわかったところで、今度はピッタリな代用品について説明していきます!
パントリーに代わる食品収納に最適なのはズバリ!カップボード、いわゆる食器棚です。
背の高いものや、レンジなどが置ける高さのもの、扉タイプ、扉なしタイプ、引き出しタイプとカップボードは種類が多く好みで選べます。
普段の生活でも模様替えや収納に悪戦苦闘しつつ、レイアウトや家具を考えるのは楽しみのひとつですよね!
カップボードの最大のメリットは食品収納専用ではないので気軽に変更できる点です!
パントリーなしタイプの方だけでなく、カップボードを使った活用法はどのタイプの方にも必見です‼
【カップボードの収納術①】前ならえとざっくり箱
収納のポイントは「前ならえ」と「ざっくり箱」の確保です。
- 前ならえ
-
列ごとに置く種類を決める
先頭をみるだけで、モノの種類を把握!! - ざっくり箱
-
頂きもののおやつなど、「前ならえ」に該当しないモノたち
収納ポイントとしてモノにも住所が必要だと言われていますね!
私は忘れっぽくズボラなので、お砂糖の袋の裏側に胡椒の小瓶を置いたらおしまいです。
列ごとに置く種類を決め、先頭を見れば、モノの住所がわかるようにすることで食品ロスも買いすぎも防ぐことができます。
とはいえうっかりすることや、お一人様二つまで、季節限定などの言葉についつい多めに購入することはありますよね。
まだ住所のない、もしくは住所がいっぱいの時に大活躍するのが「ざっくり箱」です。
私の「ざっくり箱」には、頂きもののひとり分のおやつや、滅多に使わない香辛料などが入っています。
ここは自分の中で「チェックする場所」と決めておくだけで、住所は生活のルーティンに入ってから確定しましょう。
たくさんハバネロソースがあっても使いきれないけれど、辛いものは好きだからなくてはならない!という使い方です。
収納に少し余裕を持つだけで、気持ちにゆとりが出ますね。
【カップボードの収納術②】目線の高さで振り分け
目線の高さで振り分ける収納は、どんな場所でも役に立ちます!
- 目線より上段は軽いもの
- 目線の高さの中段はよく使うもの
- 目線より下段は重いもの
これさえ押さえておけば大体問題ありませんが、キッチンとなれば、食品や不揃いなモノであふれかえっています。
イメージしやすいように【上段】【中段】【下段】でポイントとリストアップをしていきます。
上段ポイント
- 上段は取りやすいようにカゴを利用すると便利です。
- 落ちてくることや出し入れを考えて軽いものを置くようにします。
- うっかり忘れても安心なように食品ではなく消耗品がベストです。
- ラップやホイル、ペーパー類など
- 割りばしや紙コップ、ストローなど
- 保存袋やプラスチック製の保存容器など
上段にはゴミ袋のストックや紙袋もおススメで、取って付きのカゴなどを利用して収納すれば、出し入れも簡単になります。
中段ポイント
- 使用頻度の高いもの
- 軽い常温保存可能な食品類
- 紛失防止のために細々としたもの
- 調味料類やそのストック
- おやつ類
- インスタント食品や乾麺など
- 重さのない比較的使用頻度の高い家電など
- 製菓材料やお弁当セットなど
中段は使い勝手が良いので、使用頻度の高い順に決めてもいいですし、手に取りやすい・目につきやすいことから食品収納にもピッタリです。
下段ポイント
- 下段もカゴを活用させて上から見ることを意識します。
- 転がることや出し入れの時のことを踏まえて重いものを置きます。
- 醤油・みりんなどのペットボトルやビン類
- ジュースや飲料水、お酒類
- お米などの重たい常温保存可能な食品
- 重たい家電類や頻度の低い家電や食器など
- 洗剤のストックなど
下段は重さや大きさがあるものが多くなるので、上からも見やすい配置を考えると家族にもわかりやすく便利になりますね!
パントリーなしだと不便?!メリットデメリットを紹介!
性格や生活習慣でわかったパントリー設置のありなし。
ここではパントリー設置の便利さと不便さを考えていきます。
パントリーの最大のメリットは、何といっても収納力です。
細々したものや使用頻度まちまちなもの、形もさまざまな調理家電と何もかもがバラバラで雑然となるキッチン周り。
イライラのもとを「パタン」と扉を閉めることでスッキリ解決してくれるパントリー収納はメリットでしかありません。
逆にデメリットとしては設置にある程度の収納スペースが必要なことと、設置費用がかさむことです。
パントリーを重視しすぎてキッチンスペースが不便で使いにくくなることもあります。
買った順にどんどん詰め込んでしまえば不便で不衛生な存在となり、なしにすればよかったと後悔に変わります。
パントリーのメリット・デメリットはありなし判断にとても重要なポイントです!
パントリーのメリットはスッキリ収納できる便利さ!!
とにかくごちゃごちゃしやすいキッチン周りのモノをササっと収納できるのはパントリーの最大のメリットですね。
毎日立つキッチンはスッキリしているだけで気持ちが全然違います。
オープンキッチンやアイランドタイプにして、家族だけでなくお客さまが来ても、パントリーがあれば力強いです。
季節行事やお誕生日など、自宅でパーティをすることも増えてきていますね。
ホットプレートや来客用の食器類、普段使いしない大皿などの収納を考えるとパントリーのメリットがいっぱいです。
お米や飲料水、お酒などは、オンラインで箱買いすると送料のことまで考えて多めに購入することもありますよね。
消耗品のティッシュや洗剤などの日用品も収納が確保できるので、置き場所を考えずにお買い得なタイミングで購入できるのは嬉しいです。
収納スペースが確保されると整理整頓がしやすく、在庫も一目瞭然となるのでロスも減っていくでしょう。
それにパントリーに家中のストックが集約できれば、家族が探し回ることもなくなります。
「ママー!」から解放されるのはちょっと気が楽ですよね!
設置場所をうまくプランニングして、目隠し代わりに生活感をなくすことも出来ます。
廊下スペースとキッチンスペースを挟めば、洗い物が終わっていない状態の来客時に慌てることもありません。
家族の友人が来ていても気にすることなくキッチンに立つことも出来ます。
徹底的に生活感を消したい方は、パントリースペースに冷蔵庫設置場所を作るなんて方法もありますよ。
パントリーのデメリットはカオス化!ゆとりと安心は別!
パントリーのメリットが収納力であれば、デメリットもまたその収納力なのです!
パントリーがある安心感からたくさん買い込んでしまい、無秩序に詰め込んでしまえば、ごちゃごちゃ物置に早変わりです。
スペース確保のためにパントリーに場所とコストを捧げたのにカオスとなってしまえば後悔ばかりが浮かびます。
性格的に整理整頓が苦手な方は中途半端な大きさのパントリーを作ってしまうともったいない結果になってしまいます。
整理整頓が苦手であれば、ざっくりと収納できる大きなパントリーを作るか、買い置きしないほうがいいですね。
目隠しにするはずだったパントリー位置もほんの少しずれてしまうだけで、キッチンから何も見渡せなくなります。
小さなお子さまがいる方だと、キッチンに立っている間、気が気ではなくなってしまいます。
それであれば、子どもの宿題を見てあげられるようなスペースにすればよかったと後悔しそうです。
自分や家族の動き方とちょっとした設置位置の違いで使い勝手の悪いキッチンになってしまいます。
普段の生活の中でどんな動きが自分に合っているのか意識してみるだけで、設置場所の使い勝手がわかってきます。
考えだしたらきりがないですが、限りのあるスペースも予算も有効活用させたいですよね!
ゆとりを持った収納や管理できる範囲を知るのは大切ですね…
性格や生活習慣もありますが、お仕事や家族構成の変化、そんな時にも自分ができる範囲を想像して、頑張り過ぎないプランを選びましょう。
まとめ
- パントリーありは大量まとめ買いや几帳面な性格の人などに向いている。
- パントリーなしは必要最小限購入タイプで片付けが苦手な人向き。
- パントリーなしでもカップボードで収納の代用ができる。
- カップボードの収納のコツは「前ならえ」「ざっくり箱」「目線の高さで振り分け」。
- パントリーのメリットは大容量の収納が可能なこと。
- パントリーのデメリットは場所と費用がかさむこと。
自分に合ったスタイルを見つけることが一番の早道で最大のメリット!未来の自分に褒めてもらいましょうね!
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